介護職、良い施設、悪い施設の見分け方は?施設の介護理念って何?

こんにちは。

まほろです。

私は夜勤専従の介護福祉士です。

介護職歴8年の間に、な、なんと十数施設に勤めました。

従来型特別養護老人ホーム、ユニット型特別養護老人ホーム、グループホーム

有料老人ホーム、小規模多機能型施設、介護老人保健施設(老健)、療養型病院、ケアハウス等々。

訪問ヘルパーだけ、性格上人の家には行きたくなくてできませんでした。

そこで、勤めるたびにそれらの施設の経営理念的な介護理念をえ?違うんじゃない?

と思いながら勤めていたものです。

え?違うんじゃない?ってどういうこと?ですよね。

「私たちは自立支援に力を入れています」

「人としての尊厳を大切にして」

「我が家のような介護を目指します」etc。

とか、ってよく聞きますよね。

正直、介護理念なんてあってないようなものです。

お!また、毒を吐くのか?と思われるかもしれませんが、

介護理念はあっても、本当にそのように介護しているのか?

と言われますと、ほとんどが

「???」です。

まず、ここでは介護理念としては違うんじゃないの?以上に

介護理念から離れている介護をお話しします。

多分、多くの介護職員が本当にこの理念どうりやってるの?

と思われていると思います。

 

理念その1 優しい介護

「優しい介護」の介護理念ってよく聞きますよね。

でもそれが本当に「優しい介護」かどうかは、どこで判断するのか疑問でした。

「優しい介護」が本当は「優しくない介護」になっていた施設の事をお話しします。

派遣で夜勤専従で勤めていた、あるユニット型特別養護老人ホームの事ですが、

「優しい介護」と称してやってることは、

絶対「優しくない介護」でしょうということがありました。

でも、これはあくまで私の見解です。

きっと賛否両論があると思います。

これまで、十数の施設を見てきましたが、

お年寄りの排泄に関して、色々な介護がありました。

もちろん、自分でおトイレに行ける人は自分でしていただきますが、

それが出来なくても立てることはできるというお年寄りは

トイレでしていただきます。

そして、立つことも難しいお年寄りにはオムツを着用していただきますが、

オムツ着用という事にこだわりがあり、オムツは使わず布パンツでパット、

またはリハビリパンツでパットを実施している施設があります。

これは、オムツ着用は人としての尊厳に反しているということが基本になっていますが、

「優しい介護」の施設は、布パンツにパットというやり方をとっていました。

しかし、人として尊厳の裏返しは、経費削減を意味します。

オムツを使えばオムツ代がかかりますが、

布パンツは汚れたら洗えばいいだけで、オムツ代よりかは安く済むという事です。

そこまでは良いのですが、

「優しい介護」の施設では、便秘になると下剤を飲ませて、

夜間に便が出るようにしていました。

それは、どこの施設でもやってる事ですが、

便が出た後のことが問題でした。

布パンツとパットだけでしたら、完璧に容量オーバーで外へ漏れてしまい、

汚染して服、下着、そして防水カバー等を夜中に叩き起こして変えないといけなくなるのです。

せっかく熟睡していたところを叩き起こされて、着替えさせられたらどんな気分がします?

嫌ですよね。私なら嫌です。

だから、下剤が入っているお年寄りにはオムツを着用していただきたかったのです。

オムツなら一応、中で収まっていたからです。

(これは、私の勝手な判断でオムツを自腹で買ってバレないように着用していただきました)

オムツを替えるだけでしたら、ガッツリ起きてもらう必要もないし、

お年寄りにとっての負担も少なく済むし、介護職員の洗濯の手間も省けるという事です。

それに、布パンツとパットだから、尿の時も同じです。

容量が持たないので、パット交換の時間を3時間や2時間置きにするのです。

お年寄りにしたら、寝てられないですよね。

私は、研修の時からそのやり方に反対で、いざ一人でやるとなったら

そのマニュアルどうりやりませんでした。

正直ゆっくり寝させてあげたかったからです。

最低でも4時間置きのサイクルでないと2時間や3時間置きで起こされたら、

次の日の日中居眠り状態です。

布パンツとパットが

「優しい介護」だと思い込んでいるのです。

その施設だけで育った介護職員は、それが当たり前だと思っていました。

私が、尊敬した主任の教えでは

”もし、汚染していてもグッスリ眠られていたなら、無理に着替えさせなくてもいいです。

睡眠をとる方が大切なので。着替えは、起きられてからでいいですから”

ということでした。

私は、その通りだと思います。

でもこの意見には賛否両論があるでしょう。

”え〜!!汚いまま寝てもらう方がダメじゃない??” みたいな。

それも一理あると思いますが、気持ち悪くて起きていられるのなら別ですが、

そのままでもグッスリ熟睡されていたらそのまま寝ていただいた方が良いのではないかと思います。

現にそんな

「優しい介護」のおかげで、

日中は居眠り状態で、食事もなかなか食べられなく状態は良いとは言えないですよね。

夜グッスリ寝て、日中は起きていていただく、が人としての尊厳とまた、

「優しい介護」ではないのでしょうか?

 

理念その2 自立支援

「自立支援」という介護理念もよく聞きます。

自立支援介護とは?

◇ポイント1 政府が掲げている「自立支援介護」とは?

 2018年度の介護報酬改定で、大きなテーマとなっているのが「自立支援介護」です。これは、政府の未来投資会議で示された概念で、「要介護になった人を、もう一度自立状態に引き戻す」ことを目的とした介護を指します。

 ちなみに、政府の示す自立支援のイメージは、例えば以下のようなものです。「脳卒中に伴う麻痺で自立歩行が困難な人」に対して科学的な分析に基づいた訓練等を行ない、「杖を用いての自力歩行を可能にする」という具合です。
 ただし、こうした自立支援のあり方については、業界・職能団体から懸念の声も上がっています。たとえば、「QOLの向上を伴わないADL回復の目的化が促進される」、「本人の意志に基づかない身体的自立に偏重した自立支援は、介護保険法の目的である高齢者の『尊厳の保持』に反する」といった指摘です。

*引用 MY介護の広場より

これで、

「自立支援」

にやっきになっている施設が多いと思いますが、

介護する側からの意見として、要介護3以上の人がこの

「自立支援」での介護を行なったとしても要介護2に上がることはないに等しいです。

これは、お年寄りのケースの話です。

そこで、

「自立支援」にやっきになっている施設の話ですが、

私が、初めてその施設の夜勤に行った時のことです。

申し送りの時に、”○○さんはマイナス9です。”と聞きました。

マイナスとは、お通じが出ていないと言うことで、この場合マイナス9とは9日間

お通じが無いと言うことです。

”え?なに?この数字??間違ってるよね!!マイナス9なんてありえない!!”

と思いました。

そうなんです、お通じが9日間も出ないまま放っておくなんてありえないんです。

大体の施設ではマイナス3、ないし4(お通じが3日間か4日間無い)で、

下剤を飲んだりしていただきますが、

私はこのマイナス9という数字が信じられませんでした。

申し送りをしてくださった職員の方に聞き直しましたから。

”マイナス9日って9日間お通じがないって事ですか?”と。

お通じ関係は、看護士が調整するのですが、

そこの施設はなるべく下剤を使わないで、自然なお通じという名目で

下剤を使わず、放置(この言葉しか見当たりませんでした)していたのです。

そりゃ、下剤に頼りすぎるのもいけないでしょうけど、

ここまで放っておくなんて、虐待??とさえ思われました。

でも、これが

「自立支援」なんです。

他には、医者が出していた薬(精神薬、睡眠薬関係)を勝手に止めたりで

その為、眠れなくて徘徊し続け他の人の部屋で放尿をしたり、

暴言、暴力等が酷く年寄り同士の喧嘩は絶え間なくで、ここはどこ??

本当に老人介護施設??みたいな、もう人間の生活域ではありませんでした。

職員はそれに疲れ果て病んで辞めて行っている状態です。

医者が必要だと思った薬を看護士の判断で止めるなんてありえないのです。

「お前ら、みんな医者か〜!!」

と言いたくなったくらいです。

それは「自立支援」の理念のもとそのように介護しているそうなのです。

その施設を含む、社会福祉法人そのものの理念で、その法人の他の施設も同じ介護方針です。

私は、週に1回の夜勤でしたので我慢できましたが、

それでも夜間のパット交換には足蹴り、唾吐き、暴言、暴力がひどく

一人では手に負えない人がいて、他の階から応援に来てもらいました。

また、徘徊してらっしゃた方を

「お部屋へ戻りましょう」と声かけしただけで、

思いっきり顔を殴られ、痛みの激しさにしばらくその場ですくんでしまいました。

これって、虐待されてる??と思わずに入られませんでした。

「自立支援」をはき違えているのです。

施設の上の者は、そんな事お構いなしで理念を私たち介護者に押し付けて来ます。

「現場に出て来て、一緒に仕事しろ!!」

と言いたくなりますよね。

多分、ここの施設だけでは無いだろうと思います。

「自立支援」って、引用にあった

「脳卒中に伴う麻痺で自立歩行が困難な人」に対して科学的な分析に基づいた訓練等を行ない、「杖を用いての自力歩行を可能にする」という具合です。

*引用 MY介護の広場より

というような場合だけに適用されるのだと思います。

老人介護には、このような

「自立支援」

は不可能に近いです。

認知症を患ったお年寄りは、日に日に認知症が酷くなり、

日常生活でできることも少なくなって来ます。

理学療法士のように、リハビリをちゃんとできる人がいて、

それも毎日やって、やっと

「自立支援」の介護に近づけるのでは無いでしょうか?

もし、肉体的にそれができたとしても今現在の状態を維持するだけで、

認知症が酷くなれば、その肉体をどのように使えばいいかさえわからなくなるのですから。

例えば、服は着れるだけの手脚を持っていても、服をどのように着ればいいかわからなくなる、

食事は一人でできたとしても、食事をしたことすら忘れてしまうetc。

現場での介護職員はそのことが、身にしみてわかっていることでしょう。

 

まとめ

このように、介護理念なんて有って無いようなものばかりです。

理念ばかりを追って、現場で働く介護職員をないがしろにしていないか?

また、理念の逆をやってはいないか?よく考えて決めて欲しいものです。

正直、理念なんているのでしょうか?

その意味のない理念に振り回されて働かされているのが私たち介護職員です。

介護職員の理念が欲しいですね。

「人が人として、人らしく働ける現場!!」なんてね。

もし、今働いている施設が”え?理念って何??”のような施設でしたら、

さっさと辞めた方がいいです。

介護職は、引く手あまたですから心配しなくても貴方の条件に合った施設は、

必ず見つかります。

そのためにも、準備はしておかないといけないです。

ハローワークへ行くのもいいですが、今は情報をたやすく得られる方法があります。

それが、転職サイトや派遣会社に登録するのです。

めんどくせぇ〜!!と思われていたなら、今いる現状で我慢してください。

おそらく末は病んで、仕事ができなくなるでしょう。

そうなる前に、情報は得られるように、いつでも転職できるように準備が必要です。

登録するのは無料なので、たった5分登録の時間使ってください。

それだけで、貴方の選択幅が無限に近ずきます。

電話で条件を詳しく聞いてくれるところもありますので、

はっきり条件を話してください。

そして、登録した、電話が掛かってきたからといって

転職をすぐにする必要は決してありません。

ただ、登録して情報を得られるようにするだけです。

(私は、2社の転職サイトと3社の派遣会社に登録していました)

施設の勝手な理念のおかげで、神経すり減らして病んでしまう前に

転職しましょう。

 

まほろでした。

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