介護職で虐待をしそうになった時。虐待の本質とは??

こんにちは。

まほろです。

ただ今、介護福祉士として夜勤専従で働いています。

巷で、騒がれている介護職のお年寄りへの虐待ですが、

私も虐待しそうになった事はあります。

手は出なかったというのは嘘になるかもしれません。

出そうになったのをなんども止めました。

虐待しそうになったのを我慢できたのです。

介護職員が虐待した!!とニュースでよく見ますが、

私には、他人事のようには思えませんでした。

実際、私も虐待寸前まで心を追い込まれ、病んでしまったのですから。

どんなに高い志を持って介護職に就いたとしても、

絶対に虐待はしないと言い切れないのです。

そして虐待する介護職がみんな悪いわけでもありません。

最初から虐待しようなんて思って介護職になったのではないと思います。

元々、暴力的で変質者でない限り、普通の人たちが追い込まれて虐待という形を

取ってしまうのです。

今、虐待をしそうになったという介護職の貴方、

ちょっと立ち止まってこの記事を読んでください。

介護職は誰だって、虐待をしかねない状態で働いているのですから。

 

気づかなかった自分の心

 

私が、4つ目の施設へ就職した時でした。

それは、介護福祉士の試験を目前にした前の年の11月ごろです。

私は、新しくオープンしたばかりのユニット型の特養で務めていました。

新しかったせいもあって、人員も揃ってなく人間関係も微妙な空気が漂っていました。

オープンしたての方が人間関係もあまり気にしなくていいと思っていたのは大間違えで

主任という役職はいても、まとまりがなく、ギクシャクしていました。

そこへ、一人、経験のあるケアマネージャーになりたての女性が入ってきて、

新人同然の人を上から目線で使い始めたのでした。

私は、最初の施設でいじめられたこともあり、それに似たタイプの人には

すごく敏感になっていたように思います。

彼女がまさしく、そういうタイプでした。

私にはそうでも無かったのですが、新人イビリが目につくようになり、

いつしか、私は我慢できず、彼女とぶつかるようになりました。

正義感とかそう言うのではなくて、私がいじめられた時誰も味方になってくれなかった事、

一緒に加担していた事が私には出来なくて、でしゃばりだったのかもしれませんが

黙って入られませんでした。

そうするうちに彼女は、現場を離れケアマネとして別の部署へ移りました。

それは良かったのですが、何せ人手不足の中一人減るとそれだけの業務が

余分にのしかかってきたのです。

募集しても人は入って来ない、でも満床で稼働していたので、

業務はこなさないといけなく、とんでもないシフトで働きました。

10人のお年寄りに対して、少なくとも早出、日勤、遅出と職員を最低でも

3名体制でお世話しないといけないないのが、早出、遅出と2名体制でした。

それも、10人のうち5人が転倒リスクのある、目の離せないお年寄りです。

そんなお年寄りを見ながら、食事の用意、居室、トイレの掃除、リネン交換、入浴

と業務は押し寄せ、勝手に動くお年寄りはトイレに行ってコールが鳴り、

トイレ介助に行こうとしたら、こちらのお年寄りが車椅子から離れて歩こうとするしで、

てんやわんやでした。

そういう毎日が2ヶ月続き、ある日早出の日だったと思います。

朝食のお茶碗を洗っている時に、目の前で車椅子からずり落ちそうになるお年寄りを見ながら

駆け寄ると、同時に2箇所のトイレからコールが鳴りました。

その時、ずり落ちかけていたお年寄りに一瞬カッとなり、

「なんで、じっとしていてくれないのよ!!」と手が出そうになりました。

が、鳴り止まぬコールを耳にしてずり落ちかけていたお年寄りの体制を戻し、

2箇所のトイレへ代わる代わる駆け込み、トイレ介助しました。

その時、確かに私は虐待寸前まで行ったのです。

洗いかけの食器をまた、洗い始めてふと、”あ、私、やばいかも?”と思いました。

介護職に入って、一度もイライラや手をあげたりという感情は無かったのに、

始めてイライラがMAXになり、手を上げそうになりました。

それまでは、お年寄りに罵倒され、唾を吐きかけられ、

殴られたり蹴られたり、髪の毛を引っ張られ、ひね切られようとも

”あ、認知症だから、仕方がないか”と思えていた自分がそこにはいませんでした。

それをきっかけに、私のイライラは募るばかりでした。

普通なら、腹も立たないことも腹が立ったのです。

おかしいですよね。

自分でも、おかしいと思いました。

行くのがいやでしたが、精神科へ行きました。

”うつ病”と診断され、入院が必要なところまで来ていたのです。

1ヶ月の入院となりました。

 

その後

 

お医者様には、まだ自宅療養が必要だと言われていたのですが、

生活が掛かっていますし、休むわけには行きませんでした。

その時は、掛け持ちで働いていなくて、その施設一つでした。

が、こんな結果になってしまい、私は辞職を決意しました。

入院して見てわかったことですが、施設は守ってくれません。

退院しても何も改善のないまま、いつも通りの業務でした。

自分の身は自分で守らないと、とつくづく思ったものです。

いじめられた時も、とんでもないシフトで働かされたその時も

施設は、知らぬ存ぜずなのです。

組織ってそういうものなんですね。

どんな仕事でも、職種でもあるんでしょうね、こういうことが。

私は、お年寄りが大好きで癒されていたので介護職から離れられませんでした。

でも、このことがきっかけで私も一歩間違えたら、虐待は避けて通れないかもしれない

と思うと自分が怖くなり、職場の環境選びもシビアになりました。

まだ、この時は最初は派遣で働いて・・・、では無かったですが。

大体3ヶ月したら、その施設がどんな施設かはわかります。

また、あの時のような自分にはなりたくはないので、

”あ、無理”と思ったらすぐに辞めるようになっていました。

それで、今の職場にたどりつくまでは長くて10ヶ月、

短いと3ヶ月あまりで、職場を転々と変えていました。

まあ、大体3ヶ月がサイクルになっていたので、

そこから、派遣で最初は勤める方法を見つけ出しました。

詳しくはこちらの記事をどうぞ→介護職で転職するなら??どうすればいい??

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まとめ

 

介護職の虐待は、誰にでも起こりえることです。

いやいや、私はお年寄りにイライラしたり、腹が立ったりしない!!

という人でも虐待する可能性は高いのです。

むしろ、虐待しないで、仕事ができている方が凄いことなのです。

認知症やアルツハイマーだとわかってはいても、だから仕方ないでは済まされません。

介護している私たちも感情のある人間です。

我慢の限界があります

立ったり動いたりして転倒リスクの高いお年寄りの見守り、

夜な夜な徘徊しては放尿したり、排泄物を触るための汚染etc.・・・

拘束が許されない、また、自立支援だと言われる介護施設では、

これらの行動を制限できずにあるがままの状態でお世話する毎日を

人材不足のためのきついシフト、お年寄りからの暴言や暴力の環境の中(介護職が虐待されています)

病まないのがおかしいぐらいです。

まだまだ、凄いことがありますが、これ以上は控えておきます。

よくニュースで、介護疲れで”親を殺した”と報道がありますが、

そりゃ24時間、介護していたらそれも致し方ないのかな?とすら思ってしまいます。

私たち介護職の8時間勤務の中でも辛く厳しい現実があるのですから・・・。

介護職のお年寄りへの虐待と言われますが、

私たち介護職もまた、虐待されているのではないかと思っています。

人間の尊厳を考えた介護??私たち介護職の尊厳は一体どこへ行ったのでしょうか?

もし、お年寄りにイライラしたり、また手をあげそうになったら

それは、病んでいるか、病む前です。

介護職全ての人たちが避けれない現状かもしれません。

イライラしたり、手をあげそうになったりというのは、

働く環境に問題があるのが90%なので、その職場を辞めた方が良いです。

介護人のキャパが一杯一杯か、超えているかのどっちかでしょう。

介護人のキャパ内で、働かせてもらえないような職場にいてはいけません。

正社員だから、長年勤めてきたから、新卒だからと理由をつけて我慢する必要など無いのです。

介護職は、正直今、働く側が選べる世生です。

なので、いつでも転職できるように準備をしておきましょう。

そのためにも、介護職の転職サイト、派遣等に登録だけしておいた方がいいでしょう。

”え〜!!登録めんどうくせえ!!”

と思う方は、そのままその職場にいて、末は病んで仕事ができなくなってください。

守るのは自分自身です。

登録のたった5分を生かすか、殺すか貴方次第です。

その5分で、貴方が選べる職場の未知数が無限になるのですから。

病んで、心も身体も余裕がなくなってからでは遅いのです。

日頃から、アンテナを張っていたら、きっと貴方に合う職場が見つかります。

そのためにも、動かないといけません。

登録後、電話が掛かってきますが、それは条件を詳しく聞かれる電話です。

その時に貴方の条件を詳しくはっきりと話しておいてください。

登録したから、電話があったからとすぐに転職しないといけないことは決してありません。

タイミングが合えば転職すればいいのです。

そう、病む前に・・・・・。

 

 

まほろでした。



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