まほろの介護日常。おもろい、じいちゃん、ばあちゃん日記。その4

まほろです。

ケアマネの合格発表が、1週間後に迫り、

落ち着かない毎日を過ごしております。

少しでも気を紛らわす為に、このブログを書いています。

だからと言って、作り話ではないです。

れっきとした実話で、私が経験した事です。

ただ、同じ介護職で働かれていても

おもろい!!

と思える余裕が無い方が大半だと思います。

私もそうだったし、今もそういう事があります。

“おもろい!!なんて、ぜっ〜たい思えない!!”

が、普通だと思います。

思えるのが、

奇跡!!

かもしれません。

そんな中で、働かれている方が、

“まだ、この仕事、続けられる”

と、小さな光をともせるように、

私は、おもろいじいちゃん、ばあちゃんの事を

書きたいと思っています。

すこーしだけ、お時間いただいて、

ほっこりしてください。

おもろい、じいちゃん、ばあちゃん日記!!の

第四弾です。

○○を塗ってきれいになった、ばあちゃん!!

認知症、バリバリのばあちゃんの話です。

認知症って、大体が

ストレスMAX!!

にさせられることの方が多いのですが、

認知症だから、

出来るのね!!

的な事があります。

それが、この、○○を塗ってきれいになった、

と思い込んだばあちゃんです。

○○って、なんだと思います?

な、なーんと、

それは、

“スティックのり”

です。

ある朝、起床の声かけに、そのばあちゃんの部屋へ行った時です。

顔全体が、やたらと真っ白で、カピカピしているばあちゃんが立っていました。

え???朝からパック???

状況が掴めずにいると、ばあちゃんがすかさず話し始めました。

「娘婿のお父さんが医者で、これが良いからともらったんよ」

見せてくれたのは、な、なんと!!!

百均でも売っている、

”スティックのり”

でした。

「顔に塗ったんやけど、どうかな?」

と意見を求められても、答えなんて見つからず、

ただ、ばあちゃんの自尊心を傷つけないように、

あれこれ考えて出た、言葉が

私「〇〇さん、すっごく綺麗だから、私にも貸して!!」

と。

Aばあちゃん「うん、いいよ。でも、これ、年寄り用だから、若い人にはダメかも??」

え〜?????どう言う思考だ〜!!!!

いや、それより、どうやって手に入れたのか・・・・。

とりあえず、受け取って、本体にかかれてある説明書を見たかのようにして、

私「あ、〇〇さん、塗ってから時間が経ったら、お湯で流すって書いてあるよ。

だから、お湯で洗おうか。」

と顔を洗ってもらうように、仕向け、

Aばあちゃん「わかった。顔洗ったら、もっと綺麗になるんやね」

と顔を洗い始めたのを見計らい、その物を私のポケットに忍ばせのです。

このばあちゃんだけに時間が割けないほど、

ひっ迫していたけど、何とか顔を綺麗に洗ってもらうことが出来、

私「いや〜!!!ほんと、綺麗になったね〜。みんなにも見てもらわないと」

と、話をそらそうとしたら、

Aばあちゃん「渡したやつ、返して」

ヒエ〜!!!あなた、認知症でしょ!!!

短期記憶、無くなるんじゃなかったの???

と、思いもよらない言葉に、超!!焦って、

私「これ、今日の夜まで、私に貸して欲しいな。〇〇さんみたいに綺麗になりたいから。

お願い!!とりあえず、みんなに見てもらおう」

と、リビングまで、一緒に行ったのです。

リビングへ行くまでのエレベーターの中で、短期記憶を無くすような会話をして、

”スティックのり”

のことは、リビングに着いたら、忘れてしまい、

また、自分がなぜ、リビングに来たかも忘れたので、

よっしゃ〜!!!そのまま、忘れてて〜!!!

と、願い、

”スティックのり”

は、早出で出勤して来た職員に、事情を話し預けました。

が、ですよ。

忘れたと思っていたばあちゃんは、事務所へ来て、

Aばあちゃん「娘婿のお父さんに頂いた塗り薬、誰かに取られた」

え〜???覚えてる〜!!!

でも、誰かに取られた!!!になってるし。

その訴えに、他の職員の神対応で、その場を収められました。

取られた〜!!!

と言われる場合は、

「部屋のどこかに、しまったのかもしれないから、あとで一緒に探しましょう」

それで大体、納得してくれます。

自尊心を傷つけたものなら、とんでもないスウィッチが入り、

何度も何度も何度も何度も

取られた〜!!!

と訴えに来られます。

まあ、Aばあちゃんにとっては、娘婿のお父さんであるお医者さんから頂いた、

綺麗になる!!!すごい薬!!!

と言う記憶が、しっかり焼き付いていたのでしょう。

女心に火を付け、綺麗になれると思い込んだのが、

記憶を消滅しないでいられたのです。

あとで、聞いた話ですが、

その日、一日、ズッと、ズ〜っと

「誰かに取られた!!!」

と訴えつづけたそうです。

終わり

認知症もおもろい!!と言えることばかりではありません。

とんでもない人手不足の環境の中、

ありえないようなシフトで働いていたなら、

心身共に疲れ果て、荒んで、

100%、おもろい事でもおもろい!!なんて、思えません。

私も何度も経験があります。

認知症は、普通の人間の領域では考えられないような事を

“もう、やめてよ〜!!”

と投げ出したくなるほど、起こします。

正直、家族でさえ面倒見れないのですから。

でも、だからと言って、悪い事ばかりではありません。

認知症になっても、感情はあります。

そして、その感情は、普通の人では恥じらうようなことでも

素直に表現できるのです。

そんな時、フッと、ほっこりする事が起こります。

素直に表現できたお年寄りの顔を見て、

”あ、!!認知症で、良かったのかも??”

と思ってしまうのです。

介護職に就いているみんなが、そう思えるような環境で働けるのは、

施設側の運営や、取り組み次第だと、私は思っています。

 

まほろでした。

 

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